ジャカルタMRTの乗り方(ジャカルタ都市高速鉄道)

 2019年3月25日から開業したインドネシア発の地下鉄のMRTに乗ってきました。
 これは多くの日本企業を食い物にして出来た地下鉄なので、好きでない日本人は数多くいると思いますが、ジャカルタの渋滞を考えると、地下鉄で時間通りに動くことが出来る様になると、非常に便利なはずです。
※乗り方については、下の方に書いてあります。

MRTの駅の入り口の近くに、旗が飾られてました。一応、日本国旗と清水建設の旗ともう一社(すみません。忘れました。写真でも判別できないです。)の旗を飾って、一応日本に感謝してる体にはしているようです。
まともに金も払ってないらしいですが、インドネシアはそういう国なので、仕方ないと思いましょう。

日本の地下鉄と同じように、歩道上にドカンと入り口があります。流石日本製なので、綺麗だしちゃんとしてます。

かなり綺麗な地下道を抜けると、自動改札とチケット売り場があります。

1.チケットの買い方

 チケット売り場があるんだから、行先までのチケット買えばいいじゃんと思うんですが、そこが日本とは違って、どこどこまでの切符と言うものは存在しません。
 買うものは日本のSUICAのようなチケットカード(JakartaシングルトリップMRTローミングカード)です。カードの中には最初からチャージされていて、そのチャージした金額から自動で減っていく、と言うものです。写真を見て頂ければ分かりますが、最初は2,000ルピアのカード代と
15,000ルピアがチャージされたものを買います。
 因みに、1週間以内に次のチャージをしないとチャージしている金額が失効になる、と説明がありました。「使わないと」の気がしますが、スタッフの説明では「チャージしないと」だそうです。

2.チケットの代わり(おすすめ)

 実は上のチケットカードの代わりになるものがあります。
それは、E-Moneyカード等の銀行電子マネーカード(E-Money、Brizzi、Tapcash、Flazz、Jakcard)です。これはインドネシア人ならほとんどの人が持ってるカードで、
E-Money カードならコンビニのインドマレットで買うことが出来ます。レジの横に置いてある場合が多いです。銀行口座を持ってる人は銀行で発行してもらえると思います。
 おすすめの理由は、E-Money カード には期限が無いからです。一度お金を入れておけば、永久的に使えます。
 E-Money カードへの入金(TOP UP)はインドマレットで出来ます。
 また、高速料金を払う時に E-Money カードで払ったり、バスに乗ったり、駐車場代とか車の給油でも使えたりします。簡単に買えるので、1枚買っておいて損は無いと思います。

3.路線図

 チケット売り場にはこんな感じで貼ってあります。ホームにもありますが、料金表示はありません。途中駅の路線図なので、最大料金が分かりませんが、先ほどのチケットカードの初期チャージが15,000ルピアなので、
おそらく15,000ルピアなのだと思います。
 因みに、端から端まで乗って15,000ルピアですが、タクシーに乗ったら100,000ルピアくらいしますし、時間もかかることを考えたら、めちゃくちゃお得です。
※2019年4月中は50%OFFとのことです。

因みに、チケットカードの裏側にも路線図があります。

4.改札の通り方

タッチでOKです。SUICAと一緒です。

5.時刻表

概ね10分おきになっているようで、時間通り運航されてました。インドネシアで時間通りってのは、すごいことです。流石日本製。使う人間の訓練も日本製。

6.MRT車内

 座ってご飯食べてる人がいたり、吊り輪で遊んでる人がいたり、なんてことはありません。日本と一緒です。出来た当初(と言ってもまだ10日目ですが)、変なニュースで色々騒がれてましたが、流石にインドネシア人を馬鹿にし過ぎだなーと思います。まあ、そういう人もいることは確かですが、ごく一部です。

ですが、こんな風に監視カメラ(写真中央の四角い黒いのが監視カメラです)が全車両についてたり、椅子が破られたり汚されたりしやすい布製ではなかったりします。

インドネシアで唯一時間通りに目的地に行く方法として考えれば、MRTはおすすめの乗り物かと思います。今は非常にキレイですし、オープン当初よりは空いてると思うので、是非一度乗ってみてください。

因みに、これが終点の駅のチケット売り場です。土曜日昼間の時間帯で、窓口一つに30人くらい並んでました。 E-Money カード持ってないの?使い方知らないの?何かもらえるの?って感じですが、混み混みなので、
E-Money カードを持参することをおすすめします。

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