インドネシアにお酒を持ち込む方法(ハンドキャリーで一升瓶を持ち込んでみた)2019年1月

インドネシアの税関ルールとして、税関申告書にも書いてありますが、「 旅客1人につき紙巻きタバコ200本以上、葉巻25本またはきざみタバコ100g以上、また、アルコール飲料1Lを超える量 」は、関税の対象になります。
英語では「More than 200 cigarettes or 25 cigars or 100 grams of sliced tobacco, and 1 liter drinks containing ethyl alcohol(for passenger)」と書いてあります。

税関申告書 from JAL

その関税はと言うと、正規に持ち込む場合は350%となります。1万円の商品を持ち込む場合、別途で3万5千円が必要となると思いたいところですが、実際はインドネシア国内の売価の350%で計算されるそうで、結構な金額になりそうです。

流石にそんな金額になるのは厳しいので、今回もハンドキャリーで持ち込む事にしました。
1Lを超える量はダメとのことですが、どうせなので、スーツケース3個で実験してみることにしました。
・スーツケース1個目:一升瓶1本 合計1.8L
・スーツケース2個目: 四合瓶2本 合計1.44L
・スーツケース3個目:3Lの紙パック 合計3L

結果としては、バゲッジクレーム(baggage claim)に出てくる時点で、
・スーツケース1個目:荷物タグにマジックで印をつけられ、緑色のタイラップと黄色のタイラップを付けられていました。実は初めてです。
・スーツケース2個目:特になし
・スーツケース3個目:特になし
となりました。
一升瓶は目立つんでしょうか?

後から外した荷物タグとタイラップ

これはスーツケース1個目は完全にアウト、と言うことです。
このまま普通に税関に行くと、スーツケースを開けられて、中身をくまなくチェックされ、色々と面倒なことになるそうです。

ここからの選択肢は、
(1)税関で潔く没収される
(2)税金350%を払って通してもらう(出来るのか知りません)
(3)税金より安いらしい賄賂で通してもらう(やったことが無いので分かりません)
(4)一か八かで知らんぷりで通過する
となりますが、迷わず(4)を選択することにしました。

ただ、タグとタイラップがついていると目立つし、簡単には抜けられないと思うので、ちょっと小細工をしました。
簡単にいうと、上着(日本は冬なので上着を持ってました)をタグの部分にフワッと被せて、見えない様にして通過してみる、と言う手です。

はい、成功しました!
税関に止められたら、それはそれでネタになるなと思っていたのですが、特に止められることも無く、通過出来てしまいました。
※お二人の方から失敗して没収されたという話を聞きました。この記事を参考にしても、責任は負えませんので、ご注意ください。

タグもタイラップも外しちゃえばいいじゃんと思われると思いますが、取っちゃうと引っかかった時に言い訳が出来ないなと思ったのと、取ると違法らしいとどこかで読んだので、スーツケースにつけたままにしておいて、税関を抜けてから外しました。

しばらくはお酒には困らなさそうです。

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